いよいよ灯台フォーラム!
先日の
朝日新聞記事を見て、直前まで問い合わせがありました。
10:30に父に車を出してもらい、江ノ島の
LHKへ。
→荷物を積み、藤沢産業センターへ
→11:00 藤沢産業センター到着。会場準備。
→12:00 腹ごしらえ @喫茶室

→12:30受付開始 参加者70名で会場は満席に。
20代〜80代まで全国の灯台ファンが集結!
→13:00 スタート
ライトハウス・ラバース活動報告 世話役代表 山口義昭氏

毎年恒例の灯台ツアーは、昨年6月に約30名で鳥羽志摩灯台ツアーを実施
(詳細→
コチラ)。
9月に灯台画家・小林盛幸さんの個展。
12/20江ノ島ファンタジー開催日はライトハウスキーパーがbarに変身など
ライトハウスラバーズの皆様と楽しいイベントを開催されました。
→13;15 「灯台に泊ってみませんか?おすすめの宿アメリカ・イギリス編」
灯台写真家 三野富士雄氏 (HP→
コチラ)

海外の灯台に泊まり、灯台写真を撮影し続ける三野さん。
アメリカの灯台の保存・活用の歩みを背景に、
アメリカ・カナダ・イギリスのタイプ別オススメ灯台を
各灯台の写真を見ながら、紹介していただく。
三野さんが特に好きな灯台は、灯台の写真を撮るきっかけになった
マーシャルポイント灯台。

映画『フォレスト・ガンプ』にも出てきた灯台です。
アメリカでは、結婚式ができる灯台、灯台守の体験ができる灯台など
泊まれる灯台がたくさんあります。
灯台はもちろん、宿のインテリアなど楽しみがいっぱいです。
今後はクロアチア・フィンランドの灯台も注目とのことでした。
13;50「帆船日本丸男声合唱団の紹介」
キャプテン 大町正人氏(公式HP→
コチラ)

元ボニージャックスのリートテナーとして活躍した大町さんは、
現在帆船日本丸の名誉船長であり、帆船日本丸男声合唱団の主宰者で
いらっしゃいます。
帆船日本丸男声合唱段は日本で唯一ISSA(International Shanty and
Sea song Association)参加。(シーシャンティとは海の男の歌。)
日本人は”TH・R・L”の発音が苦手だが、やはり合唱団のメンバーも
苦手ということですが、気にせず開き直って歌っているそうです。
今回は会場の都合で合唱団の歌を聞くことはできませんでしたが、
海を愛する大町さんの率いる合唱団の演奏を聴くのが楽しみです。
14:15「灯台との出会い」灯台画家 小林盛幸氏
長野出身の小林さんが、初めて海を見たのは小6のとき。
23歳で横浜港赤灯台・白灯台で釣りをしたときが、灯台初体験でした。
そして会社を卒業して、絵を本格的に描き始めたときに、
テーマを「光」にし、トンネルから抜けたときの光、
また横浜の灯台の思い出を描かれました。
その灯台の絵を描いた際、横浜の赤灯台がどんな灯台かを調べ、
灯台の本質を絵の中に取り入れたいと模索するうちに
灯台の世界にのめり込んでいったそうです。
いろいろな画家が描いた灯台の絵と自身の絵をプロジェクターに
写しながら、解説していただきました。
絵を見ながら、客席に「どこの灯台かわかりますか?」と
問いかけると、客席からは答えが!さすが灯台ファンです。
竜飛岬灯台(青森) 支笏湖の灯台(北海道) 石狩灯台(北海道)
15:00「今津灯台と大関酒造」大関酒造名誉会長 長部文治郎氏(VTR)

1711年に創業(創醸)した大関酒造は、1810年(文化7年)、
大関酒造の長部家5代目長兵衛が、私費を投じて西宮・今津港頭に
建設したのが始まりです。木造の袴腰付灯籠形行灯式灯台で、
石の基壇の上に建つ高さ約6.7m、建設当時は油を燃料にしていましたが
大正年間に電化され現在では緑色の光(不動緑光)を、
海の安全を守るため照らし続けています。
日本の洋式灯台点灯100年の記念年にあたる1968年(昭和43年)には、
航路標識として海上保安庁から正式に承認され、
海図や灯台表にも登載される民営灯台となりました。
「大関酒造今津灯台」が公認名称です。
来年は建設200年となる今津灯台は、時代が変わっても、
その灯をたやすことなく、航路標識として立派に機能を果たし、
大関のシンボル、西宮市のシンボルとして、
今津港を静かに見守り続けています。
15:40 「灯台への想い」 舞台振付師 不動まゆう氏(公式HP→
コチラ)

独特の個性的な造形美に惹かれ、灯台巡りを始め、
北は北海道、南は沖縄まで、全国津々浦々を訪ねて歩くまゆうさん。
観光地化されている灯台よりも、険しい場所にたって人々を照らす
ひっそりした灯台が好きで、ご自身もそんな存在を目指しているそうです。
会場のみなさんに灯台の何が好きかを質問すると
・灯台の建築面に興味がある→5人
・灯台標識として興味がある→2人
・灯台を含んだ景色が好き→たくさん
まゆうさんは、特にレンズを愛していて、
現在は製造されていないフレネルレンズの製作過程を
海上保安庁作成のビデオを見ながら紹介していただきました。
また灯台表(海上保安庁出版)を見て、光り方・名称の確認をする楽しさ、
自分と同じ誕生日の灯台を見つける、今ない灯台に思いを馳せるなど
いろいろな灯台の楽しみ方をお話していただきました。
16:20 写真撮影

16:40 懇親会(私が司会でした♪)
挨拶〜元海上保安庁、現在燈光会監事の堀浩氏

乾杯のご発声〜「御前埼灯台を守る会」副会長の斎藤正敏氏

会場には灯台画家・小林さんの作品、灯台写真家・三野さんの作品、
灯台絵本(
星を釣る人)などが飾られました。

恒例の灯台グッズプレゼント!
ハーバーライト社の光る灯台、今津灯台、レフトン社の灯台など
灯台好きに嬉しいプレゼントがたくさん!
灯台守のご子弟のお話をインタビュー。
僻地で暮らす灯台守は想像以上の過酷さだったようです。
各地の灯台消印を収集するS氏。灯台への愛の深さが伝わります。

最後は「喜びも悲しみも幾年月」を合唱しました。

締めの挨拶はライトハウス・ラバーズ名誉会長・玉宮孝氏。

19:00終了。
今回、初めての参加でしたが、とっても楽しい会でした。
灯台初心者の私としては、興味お話がたくさん聞けて、
灯台好きの方々とお話できて、楽しかったです。
そして20:00〜2次会 @一嵯。